2022年(令和4年)診療報酬改定の感染対策向上加算3 施設基準
■ 感染対策向上加算3
2020年に発生した新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、私たちが「感染症対策の重要性」および「医療提供体制確保の重要性」を再確認する機会になりました。
その流れを受けて、地域の大病院、中小病院、診療所(クリニック)、そして医師会・保健所がお互いに連携し、「地域での感染症対策」強化の推進が重要であることが共有されました。
2022年の診療報酬改定では、新興感染症等に対応できる医療提供体制の構築に向けた取組みの一環として、それまでの【感染防止対策加算】を見直し・改組した【感染対策向上加算】が創設されました。
この中で加算3に該当する医療機関は、いわゆる新型コロナウイルス感染症対策において診療・検査医療機関を担った施設に該当し、 地域の加算1施設と連携して感染症対策を担い、新興感染症の発生時等に、感染症患者又は疑い患者を受け入れる体制若しくは発熱患者の診療等を実施する体制を有する設定になっています。