モレーン30周年を迎えて 〜 代表 草場よりメッセージ 〜
■ 30周年を迎えて
この5月12日、モレーンは創業から30年という節目を迎えました。1993年に感染対策用「水溶性ランドリーバッグ・アクアフィルム」の日本総代理店としてスタートして以来、創業当初から一貫して「感染制御」を専業とし、製品を販売することだけでなく、医療施設様の感染対策の課題解決を目的に取り組んで参りました。これまで培った経験や製品群により、この新型コロナ・パンデミックにおいても、個人防護具(PPE)や手指消毒、隔離ユニットやUV-C照射ユニットなどの我々のほとんどの製品やサービスが患者様はもとより、医療従事者の方々の感染対策の一助になれたのではと僭越ながら考えています。
ゴールデンウィーク明けから新型コロナウイルス感染症も5類に移行し、ほぼ同時にWHOも緊急事態宣言の終了を表明しました。世界で690万人以上が死亡し(超過死亡を含めると1500万人以上)、世界経済を大混乱させ、人々を分断させたパンデミックも一つの大きな節目を迎えたことになります。我々スタッフ全員が無我夢中で医療施設様を支えるという使命感の1点で走り抜けた3年半でもありました。但し、5類移行によって新型コロナの脅威が無くなるわけではありません。今後は原則として全ての医療機関で新型コロナを診療することが求められますが、これまで新型コロナを診てこなかった医療施設様の不安は大きく、それらの方々へのサポートも我々の役割であると自認しています。薬剤耐性(AMR)への対策も待ったなしであり、今後必ず来ると予測されている新型インフルエンザ等の次なるパンデミックへの備えも急務です。新型コロナでの同じ轍を踏むことのないようできる限りの準備をする所存です。
言うまでもなく、ここまで来ることが出来たのもこの30年間を支えていただいた医療従事者の皆様のお陰です。感謝以外の言葉を見つけることができません。これまでの皆様のご支援を決して忘れることなく、今後も精進を重ねていくことをここにお約束します。これからも変わらぬご支援とご指導をいただけますよう心からお願い申し上げます。
草場恒樹
—————————–
写真はコロナ前年の2019年のMKOMでの写真です(山中湖)