「第39回日本環境感染学会総会・学術集会」に出展
災害時用製品の展示およびセミナーを開催しました
2024年7月、モレーンコーポレーション(以下 モレーン)は国立京都国際会館で開催された「第39回日本環境感染学会総会・学術集会」に出展しました。
本学会では、
・災害時用の新たな感染対策製品の展示
・組織マネジメントと感染対策に関するセミナー
・能登半島地震での被災地支援活動の事例報告
などを行いました。その内容をお伝えします。
◾️ご紹介した製品
当日は、水がない状況下や避難所など、公共空間での感染対策を支援する製品をご紹介しました。
1. モレーン災害時用感染対策備蓄キット
「感染をしない・させない・拡げない」を目的とした災害時用の感染対策備蓄キットです。
超急性期(発災から2〜3日間)から急性期(2〜3日から1週間)において感染対策に必要な物品をひとまとめにしています。1箱で被災者5人、医療従事者1人の7日分を想定しており、上下水道が使えない状況下や避難所などで医療従事者の皆さまの円滑な活動を支援する内容となっています。
2. モレーン嘔吐物処理キット
災害時の避難所や水が使用できない状況下でも利用可能な嘔吐物処理キットです。
素早く、安全に処理することで感染を防ぎ、初めての方でも簡単なステップで使用できるように設計されています。災害時以外でも、医療機関や飲食店、公共スペースでの急な嘔吐物処理に対応できます。
◾️開催したセミナーの内容
1. ランチョンセミナー
講演テーマ:
「もうクラスターは御免!感染拡大の原因は組織力不足かも!?当院のエンゲージメントサーベイをお見せします!」
座長:名古屋大学医学部附属病院 中央感染制御部 八木哲也先生
演者:医療法人伯鳳会 赤穂中央病院 勝平真司先生
2. スイーツセミナー
講演テーマ:
「【座談会】能登半島地震からの教訓と展望 -あなたの地域でもきっと起きる-」
座長:鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 川村英樹先生
東京慈恵会医科大学付属病院 感染対策部 美島路恵先生
演者:金沢医科大学付属病院 医療安全部 感染制御室 野田洋子先生
京都大学大学院医学研究科 臨床病態検査学 長尾美紀先生
兵庫医科大学病院 感染制御部 一木薫先生
モレーンでは国内で災害が発生した際に緊急チーム「MDAT(Moraine Disater Assistance Team)」を発足し、感染予防製品の持続的な供給および正しい使用方法をお伝えしています。
今回のスイーツセミナーでは今年1月に発生した能登半島地震におけるMDATの活動を通じて得た知見を報告しました。
3. ランチョンセミナー
講演テーマ:
「多剤耐性菌対策としての環境洗浄、生体消毒について」
座長:慶應義塾大学病院 感染制御部 高野八百子先生
演者:医療法人社団明芳会 板橋中央総合病院 坂本史依先生
◾️当日の様子
モレーンは約30年間、医療関連施設向けに感染対策製品の提案やコンサルティングを行ってきました。
今回の学会では、多くの医療関係者の皆さまにセミナーにご参加いただき、また展示ブースにも足をお運びいただきました。お忙しい中、お越しいただき、本当にありがとうございました。
皆さまからは特に「災害時用感染対策備蓄キット」に対して高い関心をお寄せいただき、今年1月の能登半島地震を受けて「備蓄の重要性を再認識した」という声が多く寄せられています。
また当日はブースにお越しいただいた方々に、モレーン創業年数31年にちなんだバスソルトをお土産にお渡ししました。
今後もモレーンは、感染が起こりうるあらゆるシーンにおいて皆さまを守る製品とサービスを提供してまいります。