JHIサマリー日本語版 2023年6月号、14の最新論文サマリーを掲載中
JHIサマリー日本語版2023年6月号のサマリーを更新いたしました。運営チームおすすめの記事とともにご紹介いたします。
薬剤耐性(AMR)は、世界的に深刻な健康上の脅威であり、先進7カ国(G7)の保健分野における取り組むべき優先事項の1つとして認識されています。日本においても「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)」が新たに定められ、更なる薬剤耐性対策の推進が図られています。
Journal of Hospital Infection(JHI)サマリー日本語版 2023年6月号に掲載されました、薬剤耐性関連の研究を数報ご紹介します。
●「日本の歯科大学病院における薬剤師主導による抗菌薬適正使用支援プログラムの多面的な介入★★」
Pharmacist-led multi-faceted intervention in an antimicrobial stewardship programme at a dental university hospital in Japan / R. Okihata, et al.
(東京医科歯科大学からの報告です)
●「病室内の空中浮遊および表面付着薬剤耐性菌の負荷にベッドメイキングが及ぼす影響★」
Influence of bed making on loads of airborne and surface-associated drug-resistant bacteria in patient rooms / P. Warnke, et al.
●「小児におけるカルバペネム耐性グラム陰性菌のその後の腸内除菌と関連する修正可能なリスク因子:前向きコホート研究★」
Modifiable risk factors associated with later gut decolonization of carbapenem-resistant Gram-negative bacteria in children: a prospective cohort study / V.-M. Darda, et al.
本号には、これらの3報を含め興味深い論文サマリーが掲載されています、一部を下表にて紹介いたします。