あなたの病院に複合型除菌・洗浄ワイプを選ぶ5つの理由
英国GAMA Healthcare R&D のブログより転用
2023年1月23日の記事
製品/PRODUCTS
患者の安全性の向上から医療機器へのダメージからの保護まで、病院に複合型除菌・洗浄ワイプを選ぶべき5つの理由をご紹介いたします
■ 1.患者の安全を守る
ワイプの選択は患者の転帰に影響を及ぼします。クリネル製品は、英国の臨床現場で医療関連感染を引き起こす病原体の拡散を減らすことが証明されている唯一の製品です。
ある研究では複合型除菌・洗浄ワイプによって、MRSA感染リスクを55%低減し[1]、VRE汚染を97%低減することが示されています[2]。
また、別の研究では成分に過酢酸を含む複合型除菌・洗浄ワイプが、C.difficile感染のリスクを72%減少させることが示されています[3]。
1例のC.difficile感染を予防することで、12病日の入院期間が減少し、平均5,126ポンドのコスト削減となります[4]。Royal Free London NHS Foundation Trust*では、過酢酸含有複合型除菌・洗浄ワイプを導入することで、年間660,000 ポンドの節約になりました[3]。
*Royal Free London NHS Foundation Trust:イギリスのロンドンに本拠地を置くNHS財団トラスト
■ 2. 臨床的に重要な微生物に対して証明されている
複合型除菌・洗浄ワイプは、現実的な条件下で30を超える臨床的に関連のある病原体に対して効果が示されているものもあり、これらには、MRSA、CPE、Staphylococcus capitis、アデノウイルス、SARS-CoV-2 が含まれます。
クリネル製品は、洗浄と消毒に効果的であることが示されています。
関連記事:英国内の病院におけるSARS-CoV-2感染の軽減に対するクリネルユニバーサルのインパクト
■ 3.医療機器をダメージから保護する
共有の患者用機器は、1日に複数回除染されます。使用する製品が材料適合性に関して十分に製剤化されていない場合、医療機器の早期故障の原因となる可能性があります。
複合型除菌・洗浄ワイプの中には、100個を超える医療機器に対して医療機器メーカーにより承認された一般的な表面材とクラス最高の適合性を有しているものもあります。
■ 4.皮膚科学的に試験済み
複合型除菌・洗浄ワイプは皮膚科学的にテストされたものもあり、敏感肌の人を含め、閉塞パッチテストで皮膚刺激を誘発しないことが示されています。
■ 5.無償の対面トレーニングとサポートがある
複合型除菌・洗浄ワイプのメーカーよっては、使用場所に合わせたディスペンサー、病棟でのトレーニング、特注のポスター、監査ツールをすべて無償で提供したり、これまでに、NHS病院に150,000台以上のディスペンサーを提供し、過去12か月間で16,000人以上の最前線のNHSスタッフをトレーニングしているメーカーもあります。
複合型除菌・洗浄ワイプおよび過酢酸含有複合型除菌・洗浄ワイプは、非侵襲的医療機器の日常的な表面除染のための完全なソリューションを形成します。
これらにより、汚染除去の頻度を高め[5]、医療環境における多剤耐性菌の存在を減らし[6]、感染リスクを減少させることが示されています。[3,7]
Dr. Phillip Norville
Clinical & Scientific Director, GAMA Healthcare
参考文献
[1] Garvey MI, Wilkinson MAC, Bradley CW, Holden KL, Holden E. Wiping out MRSA: Effect of introducing a universal disinfection wipe in a large UK teaching hospital. Antimicrob Resist Infect Control. 2018;7(1). doi:10.1186/s13756-018-0445-7
[2] Chang F, Lin C, Lee C. A comparison of 1000ppm Chlorine and single-use detergent/disinfectant wipes for decontamination of a clinical environment contaminated with Vancomycin-resistant Enterococci. J Infect Prev. 2017;18(1S):S14.
[3] Carter Y, Barry D. Tackling C. difficile with environmental cleaning. Nurs Times. 2011;107(36):22-25.
[4] Robertson C, Pan J, Kavanagh K, et al. Cost burden of Clostridioides difficile infection to the health service: A retrospective cohort study in Scotland. Journal of Hospital Infection. 2020;106(3):554-561. doi:10.1016/j.jhin.2020.07.019
[5] Martin ET, Dadon M, Lazarovitch T, et al. Cleaning high touch surfaces of patients’ rooms: make it easier, and it simply gets cleaner. Open Forum Infect Dis. 2018;5((S1)):S346.
[6] Siani H, Wesgate R, Maillard JY. Impact of antimicrobial wipes compared with hypochlorite solution on environmental surface contamination in a health care setting: A double crossover study. Am J Infect Control. 2018;46(10):1180-1187. doi:10.1016/j.ajic.2018.03.020
[7] Sivaramakrishnan A, Mack D, El-Mugamar H, et al. Epidemiology and control measures of an OXA-48-producing Enterobacteriaceae hospital outbreak. Infection Prevention in Practice. 2020;2(3):100021. doi:10.1016/j.infpip.2019.100021