社内メール:COVID-19対応 VOL.34
代表の草場がお届けする社長ブログ「DEAR INFECTION PREVENTIONISTS」より、過去の記事を抜粋して掲載しております。
本内容は草場が全社員に配信した、COVID-19対応に関するメールです。
モレーンの皆さん、
あらためて、明けましておめでとうございます。
ただ、おめでとうと言っていられない状況に年明け早々、なってきています。
年末にCOVID-19対応メールVol.33を配信しましたが、こんなにもすぐにアップデートをすることになるとは思いませんでした。
仕事始めの4日に新規感染者/日が1200名を超えたと驚いていましたが、今日6日には4400名を超えてしまいました。もう第6波に入ったと言っていいと思います。
オミクロン株の重症化リスクが低いことは確実であり(デルタ株の0.3倍)、このことは朗報ですが、感染力は5倍と言われているので(デンマーク)、単純計算でも重症者は1.5倍ということになります。決して油断することはできません。特に高齢者や基礎疾患のある人、また、ワクチンを接種していない子供たちも心配です。
また、今回のワクチンもオミクロン株では効果が落ちることがわかってきており、英国からの報告では、2回接種した場合でも半年経過すると、予防効果は10%まで低下するとのこと。
また、ファイザー製とモデルナ製ワクチンでも違いが出てきており、ファイザーは3回目のブースターを打った直後、70%まで高まりますが、その後、10週間以降は45%に低下するとのこと。一方、モデルナはブースター直後に80%まで予防効果が高まり、9週間以降も70-75%で推移するとのことです(大阪大学 忽那教授)。これだけ見ると今後、モデルナの争奪戦が起きる可能性が高まりますが、いずれにせよ、これからの大波を考えると、早い時期に接種した方がリスクは小さいので、早く打てる機会を逃さないようにして下さい。2度目までファイザーの人がブースターでモデルナでもOK。会社としても情報提供を含め、できる限りのサポートをするつもりです。
米国では1日の新規感染者が1月3日で100万人を超え、NYでは入院患者が5000人を超えて、医療逼迫が起きています。海外と比較して日本はマスクの着用率がほぼ100%なので、日本が米国のような事態になるとは考え難いですが、マスクをしない飲食が普通に増えると感染者も増え、家庭内感染の連鎖で感染爆発が起きることになります。医療も病床の逼迫よりも医療従事者が感染者や接触者となり、就業規制により人員不足で医療が逼迫する可能性が高まっています。
取り急ぎ、モレーンとしては再度、ブレーキを踏みます。これまで少し緩めていた飲食制限をやりたくはないですが、再び厳しい方向に舵を切ります。
1月11日より、下記の制限を施行。テレワークに関しては、基本現状維持。就業規制も状況に応じて川口取締役より追って通知します。
あらためて、自身はもとより、同居している家族、パートナーにも下記を協力してもらえるようにお願いして下さい。
1)家族、同居人以外との飲食の禁止。もちろん、朝食もランチもダメです。こんな悲しいことを皆さんに強要したくありませんが、食事中の飛沫感染がこれまでの感染原因のほとんどです。オミクロン株も同様です。
2)社内スタッフでの2人以上での飲食の禁止。辛いですが、現状では1人で食べて下さい。もちろん、ランチもダメです。外出先でどうしてもという場合は「黙食」を遵守。
3)出張は現時点では禁止としませんが、「まん延防止等重点措置」、「緊急事態宣言」が適用 された場合は、その地域への、またはその地域からの出張は原則禁止とします。
4)ユニバーサルマスクは当然ですが、布マスク、ウレタンマスクは禁止。ASTMレベルの不織布マスクを仕事だけでなく、プライベートでも着用下さい。マスクは会社から支給します。足りない分は総務部まで申請して下さい。不織布マスクで肌荒れの方がいることも聞いていますので、その場合はご相談ください。
5)不要不急の来客の禁止。外部からの来客は原則禁止として下さい。来客後は必ず、接触面の環境衛生をお願いします。
6)イブ、アダムでの会議は最大3名まで。かつ45分以内でお願いします。会議中の飲み物も禁止。
7)特に本社はトイレがメディカルモールと共用なので、使用前、使用後には、据付のアルコールで便座周り、ドアロック等、触れそうな部分は必ず消毒して下さい。手洗いは当然ですが、オフィスに戻った際も必ず、アルコール手指衛生をして下さい。携帯も必ず、アクアワイプスで清拭して下さい。アクアワイプスも足りない場合は総務部まで申請して下さい。
8)拠点長に毎日の健康確認をお願いしていますが、スタッフの方々も周りに体調が悪そうな人がいたら声をかけてあげて下さい。また、自身の体調が優れない時も絶対に遠慮せずに声をかけて下さい。この状況はいつどこで感染するかわかりません。オミクロン株の感染力は尋常ではありません。ワクチンを打ったからと安心しないで下さい。どんな状況でも、自分自身、そして周りにも思いやりを忘れずに。
9)身近な人が陽性者となり、自身も濃厚接触者の可能性があると思われる場合も、必ず報告下さい。リスクを一緒に考えたいと思います。
あらためて「モレーンの8つの遵守」も上記と被りますが、復活させます。
1)手指衛生!
手に触れるものは汚染されていると考える。マスクは万能ではない。出社時、帰社時、帰宅時は必ず手指衛生をすること。
アルコール製剤の使用方法も重要。手のひらに、ノズルが止まるまでしっかりと1プッシュしてアルコールを取り、まずは指先をつけ込むように消毒してから手指全体に擦り込むこと。
2)首から上を触らない!
色々なモノに触ってもすぐに手指衛生できない場合も多いので、これを習慣にして下さい。感染経路のほとんどは、手から口、鼻、眼。
3)3密を避ける!
これまで感染が確認された場所(クラスター)に共通するのは、①換気の悪い密閉空間、②人が密集していた、③近距離で会話や発声行われていた(密接)という3つの条件が同時に重なった場所です。これらの3つの条件が全て重ならないまでも1つまたは2つの条件があれば、何かのきっかけで3つの条件が揃うことがあるので注意が必要です。
4)咳エチケット
オフィスでも必ず実施して下さい。手で押さえると手が汚染されるので、袖ですること。マスクをしていてもエアロゾル は発生するので、袖で押さえて下さい。オフィスでできていない人を見かけます。
5)ユニバーサル・マスキング
症状出現の2日前から感染性を発揮することがわかっていることから、自分は感染しているとみなして、マスクは特に会話のある場合は、全員がすること(オフィスでも徹底して下さい)。
6)身近な環境衛生
オフィス内のデスク周り(キーボード、マウス、スマホ、デスク、引き出し把手など)を1日に少なくとも1回以上、アクアワイプスで各自、清拭消毒する。営業車も使用者は、乗車前と乗車後にアクアワイプスで車内を清拭消毒する。
オフィス内で共有する高頻度接触面(ドアノブ、スイッチ類、コーヒー・ウォーターサーバーなど)は1日に少なくとも1回以上、アクアワイプスで当番が清拭消毒する。東京の当番は今回も、草場、草場エミ、多湖、川口で実施する。気づいた人も実施して下さい。寒い季節ですが、換気扇、V-PAC、サーキュレーターも作動させる。特にコーヒー・ウォーターサーバーに触れる前は必ず各自が手指衛生を遵守して下さい。
7)会議室
座席は最低でも1M以上空け、出来るだけ最少人数かつ、時間も短くする。参加者全員が必ずマスクする。会議内容を考慮しつつ、ドアは開放する。換気扇、V-PAC、サーキュレーターも作動させる。
会議使用後は、使用者が必ず、アクアワイプスでテーブル、椅子、リモコン、スイッチ類を清拭消毒する。来客があった場合は、上記に加え、受付電話、玄関ドアノブもしっかりとアクアワイプスで清拭消毒する。
来客時のお茶、お水の提供も中止。マスクを外す機会が増えるので、中止とします。お客様にもご説明下さい。
8)健康管理
出勤前に体調を自己チェックしてください。特に発熱や風邪症状がある場合は、無理な出勤は絶対にしないで下さい。必ず、拠点長に相談して下さい。拠点長、マネージャは詳細はいりませんが、自身と部下の健康状態を従来通り、毎日、必ずメールで私に報告ください。私も近況をできるだけ伝えるようにします。
今後の感染状況やオミクロン株の重症度によって、対応策も柔軟に変えていくつもりです。
医療機関も準備に奔走しているところだと思いますので、各部署でのアンテナ感度を最大限にして現場(病院、海外パートナー)からの情報共有をお願いします。
何か心配なことがありましたらいつでも相談下さい。
▶︎ 過去の 「DEAR INFECTION PREVENTIONISTS 」の記事はこちらから