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Date:
2022.04.23
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吉野家の常務解任騒動について

代表の草場がお届けする社長ブログ「DEAR INFECTION PREVENTIONISTS」より、過去の記事を抜粋して掲載しております。

 吉野家の常務解任騒動の件、人権、ジェンダーの観点から常軌を逸した発言だったが、この記事にあるように私がこの件で特に気になったのが、この経営者の1人でもある常務に、吉野家というブランドや自分たちの牛丼という製品に「愛」や「誇り」が一切感じられなかったことだ。

 発言の内容は何度も報道されているし、ここに書くのもおぞましいので書かないが、そこに愛や誇りがあれば、どのような場面であろうとあのような比喩、発言はあり得ないと思う。

 私は吉牛愛とまではいかないかもしれないが、学生の頃から吉野家にはかなりお世話になっており、今でもたまに無性に食べたくなって、「はやい、やすい、うまい」の体験を束の間の幸せとして味合わせてもらっている。常務いわく「高い料理を食べたあとで〜」とかとは全くセグメントが違い、関係ない。

 経営者が自分のブランドを愛し、製品に誇りを持てないで、どうやって社員にその製品を売れというのか。どうやってお客さまの期待に応えろというのだろうか。今回の事件は吉牛ファンの1人というか、経営者の端くれとしてどうしても許すことができなかったので自戒の念も込めてここに記す。

 この記事を書いた鈴木さんとは25年くらい前に同じマンションに住んでいて、子供が同い年だったことから仲良くしていただいたご縁、笑。鈴木さんの著作はいつも問題の本質を突いていて、その洞察力の鋭さに感服し、参考にさせてもらっている。

吉野家常務解任騒動「プロ経営者」の3つのリスク、東洋経済オンライン

▶︎ 過去の DEAR INFECTION PREVENTIONISTS 」の記事はこちらから

草場恒樹 Tsuneki Kusaba

代表取締役社長

名古屋市生まれ。東京農業大学農学部農業拓殖学科卒。
大学3年時に休学し、カナダ・アルバータ州で1年間カウボーイ修行。牛の人工授精師資格も持ってたりします。
帰国後大学に戻り、商社に入社、約7年間海外製品のマーケティングを担当。
1993年商社を退社し、同年モレーンコーポレーション設立。

北里大学看護キャリア開発・研究センター感染管理認定看護師教育課程  非常勤講師
JICA国際緊急援助隊 感染対策チーム隊員